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生駒市とエアークローゼットが公民連携、サステナビリティ教育の取り組みを公立小学校にて実施

株式会社エアークローゼット(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:天沼 聰)は、奈良県生駒市(市長:小紫 雅史)と連携し、衣服循環の実現を目指したサステナビリティ教育の取り組みとして、2023年3月6日(月)に生駒市立生駒小学校(以下:生駒小学校)にて特別授業を実施します。さらに、授業内で回収した衣服を検品・メンテナンスし、配布する衣服循環体験イベントを、2023年4月2日(日)にイオンモール奈良登美ヶ丘にて開催します。

「SDGs未来都市」として「経済」・「社会」・「環境」の側面からSDGs達成に向けて取り組む生駒市と、創業当初よりファッション分野におけるサーキュラーエコノミー=“サーキュラーファッション”の仕組みを構築してきたエアークローゼットは、循環型社会を実現するためには、日常生活の中にサステナブルな選択肢があることをより身近に感じてもらう機会の創出が重要という考えが一致し、本取り組みが実現しました。

 

■お洋服を取り巻く環境問題を学び、家庭内でも“サーキュラーファッション”を考えるきっかけに

家庭から手放されるお洋服の量は、年間で約75万トンにも及び、うち約50万トンがごみとして廃棄されています。その95%は焼却・埋め立て処理されています。このようなお洋服を取り巻く環境問題の解決には、個社での取り組みや業界の枠を超えて、社会全体で向き合っていくことが重要です。子どもたちが、授業を通じてお洋服を取り巻く環境問題について学び、さらに家庭でも話すきっかけになることを願い、この度サステナビリティ教育の取り組みを開始します。

今回実施する生駒小学校の特別授業では、普段から身に着けているお洋服を取り巻く環境問題を紹介しながら、持続可能な消費のあり方を考えるワークショップ等を実施します。特に、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の中の「#12つくる責任、つかう責任」をテーマに、お洋服を大切に長く使う一つの方法として“シェアリング”の考え方や、企業の取り組み等を紹介します。

また、授業の中で、ご家庭で不要になったお洋服の回収を行います。回収したお洋服は、当社の循環型物流の仕組みの中で検品・メンテナンスを実施し、イオンモール奈良登美ヶ丘での衣服循環体験イベントにて無料配布を行います。子どもたち自身が持参したお洋服が、実際に新しい人の手に渡っていく経験を通して、着なくなったお洋服にも“捨てる”以外の選択肢があることを知っていただく機会を提供します。

※環境省ホームページ 「SUSTAINABLE FASHION」より

 

衣服循環体験イベントを通して、“サーキュラーファッション”を体感

衣服循環体験イベントでは、授業で回収したお洋服の無料配布だけでなく、循環型社会を啓発するポスターの掲示や、SDGsを学べる掲示物の展示等を行います。子どもたちをはじめ、イベントを通して市民の方々にも、本取り組みに加わっていただくことで、より多くの方がお洋服を大切な資源として循環させる“サーキュラーファッション”を身近に感じていただけると考えています。

また、本取り組みについては、生駒市の令和5年2月度の定例記者会見にて、小紫市長より循環型社会の実現に向けた新しい連携事例としてご説明いただきました。

エアークローゼットでは、これまで“サーキュラーファッション“の実現に向けて、自社の衣服廃棄ゼロの達成や、学校法人様における講義やお洋服の製作プロジェクトなど、幅広い取り組みを実施してまいりました。さらに国内の“サーキュラーファッション“の推進を図るためには、公民の連携が重要と考えており、今後積極的に地方自治体との連携に取り組んでまいります。

 

■特別授業 概要

  • 日時: 2023年3月6日(月) 8:55 ~ 10:30(第1・第2校時)
  • 場所: 生駒市立生駒小学校(奈良県生駒市山崎町4-44)
  • 対象: 6年生
  • 講師: 前川 祐介(株式会社エアークローゼット 取締役副社長)
  • 内容: 「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」の17ゴールの中の「#12つくる責任、つかう責任」について、普段から私たちが着ている身近なお洋服をきっかけに、衣服を取り巻く環境問題などを紹介しながら、持続可能な消費のあり方について考えるワークショップや、ご家庭で不要になったお洋服の回収等を行います。

 

■衣服循環体験イベント 概要

  • 日時: 2023年4月2日(日)
  • 場所: イオンモール奈良登美ヶ丘 3Fならとみコート(奈良県生駒市鹿畑町3027)
  • 内容: 上記特別授業内で衣服を回収し、エアークローゼットにて検品・メンテナンスを実施。衣服を無料配布します。その他配布ブース以外にも、循環型社会を啓発するポスターの掲示等、一般の方が衣服にまつわるSDGsを学ぶ機会となります。

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