株式会社エアークローゼット(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:天沼 聰)は、株式会社ユナイテッドアローズ様(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員 CEO:松崎 善則)の傷物商品等の再商品化業務を受託開始しました。本連携では、当社がファッションレンタル事業を通して構築してきた、独自の循環型プラットフォームを活用しています。今回、持続可能な循環型ファッションの実現を目指すという両者の想いが一致し、連携に至りました。
■循環型プラットフォームで傷物商品等を再商品化し、衣服の循環サイクルを構築
当社は、お洋服のサステナビリティ・循環型のサイクルを意味する“サーキュラーファッション”を推進しています。具体的には、シェアリングモデルのファッションレンタルサービスの運営に加えて、フォーマルウェアのレンタル事業の物流領域を受託運営しています。この取り組みを支えるのが、モノをシェアするレンタル事業の運営の中で構築してきた、アイテムの個品管理やクリーニング・修繕等のメンテナンス機能を備えた循環型プラットフォームです。また、本プラットフォームは、ファッションやファッション以外の領域における「レンタルフルフィルメント」とクリーニング・メンテナンス(修繕)等一部機能の提供を行う「個別カスタマイズ」での連携が可能な点が特徴です。
今回の傷物商品等の再商品化業務の受託は、「個別カスタマイズ」の事例となります。ユナイテッドアローズ様は、サステナビリティの活動「SARROWS」を推進する中で取り組んできた「B品の再商品化」を強化するため、循環型プラットフォームの導入検証を経て、当社との連携を開始することとなりました。具体的には、店頭試着等でわずかに汚れや傷が付いた商品をクリーニング・メンテナンス(修繕)・検品により再販売可能な状態に仕上げます。このように、生産された商品を最大限に活用し、商品廃棄を低減することで、アパレル業界におけるサーキュラーエコノミーを促進し、業界全体の課題である衣服廃棄問題の解決を目指します。
■エアークローゼットのサーキュラーエコノミー推進の取り組み
当社は、シェアリングモデルのファッションレンタルサービスの運営に加えて、レンタル提供を終了したお洋服を販売する「エコセール」、アパレル販売員の方が制服として利用した商品を再活用する「アパレル販売員向け衣服シェアリング」を行なっています。さらに、自社で取り扱う全てのお洋服を焼却・埋め立て処分しない衣服廃棄ゼロを実現しています。
今後は自社事業を基盤としたこれらの取り組みに加えて、循環型プラットフォームを活用し、他社様の循環型ビジネスをサポートすることで、日本社会におけるサーキュラーエコノミー推進を加速してまいります。また、2024年7月からは、アウトドア用品のレンタル事業の受託運営も開始しており、今後さらにファッション領域以外での連携も拡大してまいります。