株式会社エアークローゼット（本社：東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO：天沼 聰）は、株式会社東京ソワール様（本社：東京都中央区、代表取締役社長：小泉 純一）が運営する総合フォーマルウェアのレンタル事業「東京ソワールレンタルドレス」に対し、循環型物流プラットフォーム「AC-PORT」の提供を開始します。
本連携は、持続可能な循環型社会の実現を目指すという両者の想いが一致し実現しました。2024年4月上旬より、当社が「東京ソワールレンタルドレス」の物流領域「配送・返送・メンテナンス・在庫管理」を一気通貫で運営します。
■複雑なオペレーションを「AC-PORT」に集約し、循環型ビジネスの物流工程を高効率化
モノをシェアするレンタル事業の運営では、レンタルアイテムが戻ってくる環流物流が発生します。さらに戻ってきたアイテムの状態を管理し、クリーニングや修繕等のメンテナンスを行い、再度レンタルできる状態にするという工程が必要になります。そのため、発送のみの一般的な物流に比べ工程や変数が多く、複雑なオペレーション管理が発生します。そこで、当社の「AC-PORT」をご活用いただくことで、その複雑な物流オペレーションを集約させることが可能となります。「AC-PORT」は、創業時より当社が構築してきた「商品の返却を前提とした独自のシステム」と「徹底的に改善を繰り返してきたオペレーションのノウハウ」により、導入企業様の事業における物流オペレーション全体の効率化を実現します。さらに、導入企業様の取り扱う商品や状況等にあわせて最適な物流のオペレーションを構築することで、再在庫化までの時間（リードタイム）を短縮させることができます。これにより、導入企業様は在庫の回転数を向上させ、コスト削減・売上向上を見込むことができます。
このたび、婦人フォーマルウェアのリーディングカンパニーである東京ソワール様が、2019年より提供を開始され継続成長しているレンタル事業の更なる拡大を目指し、当社の「AC-PORT」を導入します。
■循環型物流の外部提供を通じて「サーキュラーエコノミー（資源循環経済）」を推進
循環型物流プラットフォーム「AC-PORT」は、商品を個品で管理することが可能な倉庫管理システムと、その運用における循環型物流のオペレーションノウハウが備わっている点が特徴です。「AC-PORT」の外部提供においては、今回のようなファッションレンタル事業の物流オペレーションだけでなく、クリーニング・メンテナンスといった返品再生機能を個別で提供することも可能です。ファッション以外の商材においても対応が可能であり、2024年7月にはアウトドア用品のレンタル事業の運営業務を受託予定です。
加えて、同年7月には、当社主力事業である月額制ファッションレンタルサービス『airCloset(エアークローゼット)』の事業拡大および「AC-PORT」のニーズ拡大に伴う物流基盤の強化を目的に、物流拠点を「GLP ALFALINK流山6」に拡張移転することが決定しています。
当社は今後も「AC-PORT」の外部提供を通じ、循環型（シェアリング）ビジネスの運営をサポートすることで、経済成長と環境負荷低減を両立させる考え方である「サーキュラーエコノミー（資源循環経済）」を推進してまいります。
